COFFEE TERMINALを訪問

COFFEE-TERMINAL

今日は横浜市都筑区にあるCOFFEE TERMINAL(コーヒーターミナル)さんを訪問してきました。訪れたのは午後の2時ごろ。昼時も過ぎてちょうどお客さんも退けた頃でご夫婦で何やら作業をされてました。後から聞いてみたところ焙煎が終わり後片付けをされていたそうです。

店内は白と木を基調としたモダンで落ち着きのある空間。私は入り口付近の席に座りました。オーダーは「エチオピア・イルガチェフェ G1」「エルサルバドル・ピンクブルボン」の2つ。イルガチェフェは私も定番として焙煎しているので、どんな味で提供されるのか楽しみ。エルサルバドル・ピンクブルボンは私にとっては未体験。通常、珈琲豆は熟すと赤くなりますが、この品種はピンク色になるそうです。ブルボン種からの突然変異種。

奥様がハリオのV6ドリッパーでハンドドリップしテーブルにカップを運んできてくれました。さてお味の方ですが、一言イルガチェフェが美味しい。ついつい奥様に「イルガチェフェ美味しいですねぇ~」と言ってしまったところ「私もイルガチェフェ好きなんです。」と笑顔で即答。何だか良い予感。明るい華やかさのあるローストで私の好みだったのです。

暫くしてご主人が登場。私は焙煎機に興味津々で少し質問させて頂いたところ、どんどん焙煎のマニアックな話題が展開されていって盛り上がる盛り上がる。初対面であるにも関らずなんだかんだ2時間くらいお話をしてしまいました。焙煎機はカフェバッハと大和鉄工所が協同開発したマイスター5の10Kg釜 半熱風式。大きなガラスで仕切られた焙煎ルームがあり、そこに焙煎機が鎮座しています。

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ご主人の森祐さん 奥様 わんちゃん 焙煎機マイスター5

焙煎のプロセスを伺ったところ、マイスター5では基本的に火力とダンパーは終始一定にして弄らず、排気ファンの出力をインバーターで調整することで全体の進行をコントロールするそうです。すごくシンプルですね。私なんかの場合は、逆に排気ファンの出力を固定にして火力とダンパーを調整しながら進行をコントロールする事が多く全く逆の発想です。そんなところが話していて面白い。でも結局は同じことを違うアプローチでしているだけなのかもと腑に落ちたり。

焙煎機の形式の違いについても面白い例えを聞きました。「半熱風式はカラメルをかけたプリン」「熱風式はカラメルの無いプリン」なるほど。要は、半熱風式は回転ドラムを直火で加熱する分、熱風式と比べドラムから伝わる伝導熱が多くそれがカラメル化の促進に何らかの作用を及ぼすということだと思います。

最新鋭の熱風焙煎機ローリング・スマート・ロースターの話題などにも触れた上で、もし、もう一台焙煎機をお店に入れるとするならば何なのかと言えば同じ半熱風のマイスター5を入れたいとのこと。うぅ~ん、この焙煎機がピッタりきているんですね。

お店は2008年から開業し6年経ったとのこと。2008年と言えばリーマンショックが起こった年で開業時は苦労されたとのこと・・でも、今はそれを乗り切ってお店をされている訳で本物の証だと思います。お店の主人の「森 祐さん」とても気さくで笑顔の明るい方でした。横浜でスペシャルティーコーヒーの店として要チェックです。

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COFFEE TERMINAL
神奈川県横浜市都筑区葛が谷14-7 クレール関1F
TEL 045-948-5935

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Tomomichi Morifuji

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