埼玉ジョンソンタウンのBlumen Hutteさんにて 『 スペシャルティコーヒー 2016 トレンド 』と題して11月22日(SUN)ワークショップを行いました。
最近のBrewers(ブリュワーズ) 競技にて一つのトレンドともなっている低温抽出。エアロプレスとペーパードリップにてデモンストレーションを行いました。低温抽出によってどのような違いが出るのかを比較するために高温抽出も併せて行い参加者の皆さんとテイスティング比較しました。
湯の温度を低くするので低温抽出と呼んでいますが、湯の温度が低いほど抽出効率は落ちてしまいます。それを補うための工夫が必要になってくるのですが、今回はそのメソッドをお伝えしました。
念のためにお伝えしますが高温抽出がいけない訳ではなくむしろある程度の高温(90℃前後)の湯で抽出するのが一般的です。低温にすることによるメリット・デメリットはありますが、低温ゆえに得られるクリーンさはコーヒー豆がワンランクアップしたかのような品の良さがあります。
また焙煎に於いても、低温というものが意識されるようになってきたように思います。高温短時間焙煎をベースに部分的に低温焙煎の良さを取り入れるといった試みが行われています。その辺りのこともワークショップで触れました。
今回のスペシャルティコーヒーワークショップでは、余興として最もプリミティブなコーヒーを飲んでもらいました。最もプリミティブなコーヒーとは、コーヒー豆の原種を原始的な精製にて仕上げたものを、これまた原始的な抽出で飲んでもらったのです。
低温抽出は、ある意味手をかけて研ぎ澄ましたコーヒーです。それとは正反対に何もしない、何も変わっていないコーヒーを比較してもらいました。参加者の皆様からは、それはそれで全然負けていない。それぞれの良さがあるといった声を頂きました。
何というか・・一言でコーヒーといってもその多様性には驚かされるばかりです。ほんとにコーヒーって面白いですよね。
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