今回のアウトドアコーヒーは青森県十和田市の奥入瀬渓流よりお届け。奥入瀬渓流は十和田湖畔の子ノ口（ねのくち）から焼山までの約14kmに及ぶ渓流のことです。また奥入瀬渓流は十和田八幡平国立公園に属し、国の指定の特別名勝及び天然記念物でもあります。

「気持ちのいい場所に行くと美味しい珈琲が飲みたくなる。」そんな一杯を味わうために各地を旅し、そこで見つけたナイスなロケーションにてアウトドアコーヒーを淹れる。もちろん珈琲豆は私が自家焙煎したMORIFUJI COFFEEのスペシャルティコーヒー豆を持ち込む。題して「TRIP DRIP」

奥入瀬渓流は渓流好きの私としては一度は訪れてみたかった憧れの渓流であり、避暑を兼ねて今回初めて行くことになりました。神奈川から車で途中休憩を入れながら12時間。到着したのは午後3時。

渓流沿いの車道には緑のトンネルが延々と続きます。緑のトンネルの隙間からキラキラと入り込む光。あちらこちらから聞こえてくる水しぶきの音。マイナスイオンのシャワー全開です。

奥入瀬渓流 千筋の滝

車道の側の土手には多数の沸き水や滝が存在しています。上の写真は「千筋の滝」。下は「阿修羅の流れ」

奥入瀬渓流 阿修羅の流れ

歩道に生えていた植物（シシウド）

全長14kmにも及ぶ奥入瀬渓流には様々な名所・見所があり、全部見ようと思ったら一日二日では見きれない程。十和田市観光協会が公開している奥入瀬渓流マップ

さて、どこでコーヒーを淹れようかと散策していると、比較的人のいないエリアにポクッと空が抜けたステージのような空間が・・ここでドリップの準備開始。ジェットボイルにペットボトルの水を注ぎ、おもむろに点火。

今回のスペシャルティコーヒー豆は「グァテマラ・アンティグア・ミディアムロースト」アンティグアはグァテマラの優良産地として名高く、スペシャルティコーヒーの走りとも云われています。華やかな酸とコクが特徴。

渓流の清々しい流れに吸い寄せられ、コーヒーカップを持ったまま水の中にジャブジャブ。ひんやりとした水が気持ちよい。せせらぎの中でコーヒーを飲み干しました。うぅ～ん最高ですね。

奥入瀬渓流 銚子大滝

銚子大滝の荘厳な姿。紅葉の季節にも奥入瀬渓流に来てみたいと思いました。