アウトドアコーヒー 稲村ケ崎

稲村ケ崎1

今回のトリップドリップは神奈川県の稲村ケ崎よりお届け。ここ稲村ケ崎は湘南地域のサーフポイントの一つで、高さ3メートル級の大波の日にしか開かれない伝説のサーフィン大会「イナムラサーフィンクラシック」が行われる場所でもある。また地元の人が犬の散歩をしているのをよく見かける。

「気持ちのいい場所に行くと美味しい珈琲が飲みたくなる。」そんな一杯を味わうために各地を旅し、そこで見つけたナイスなロケーションにてアウトドアコーヒーを淹れる。もちろん珈琲豆は私が自家焙煎したMORIFUJI COFFEEスペシャルティコーヒー豆を持ち込む。題して「TRIP DRIP」

稲村ケ崎 2 サーファー

稲村ケ崎 3 犬の散歩

今日は天気も良く風も穏やかで、絶好のアウトドア・ドリップ日和だ。海岸の一角に天然の芝のような緑が生えた場所があったので、そこでコーヒードリップの準備を始めた。ジェットボイルに天然水を注ぎ沸す。

稲村ケ崎 4 アウトドアコーヒー 1

稲村ケ崎 5 アウトドアコーヒー 2 ジェットボイル

ペーパーフィルターは「KONO」コーノの1~2人用 酸素漂白 バージンパルプ 100%のものだ。このペーパーフィルターは間違いない。安価なものにあるような紙臭さが無く浸透も安定している。プロご用達の一品。

稲村ケ崎 6 アウトドアコーヒー 3 ペーパーフィルター

稲村ケ崎 7 アウトドアコーヒー 4 ドリップ

今日のスペシャルティコーヒー豆は「ブラジル イエローブルボン パルプドナチュラル 日陰干し ハイロースト

コーヒーの多くは熟すと赤色になるが黄色となるブルボン種がイエローブルボン。黄色い果肉を除去した後の甘い粘液質が付着しているパーチメントを洗い流さずそのままにして、日陰でゆっくりと乾燥させることで粘液質の糖分が豆に浸透する。手間のかかるな精製法だ。

稲村ケ崎 8 アウトドアコーヒー 5 ドリップ

稲村ケ崎 9 アウトドアコーヒー 6 ドリップ

稲村ケ崎 10 アウトドアコーヒー 7 ドリップ

酸味・甘味・苦味のバランスが驚くほど高い。ベリーのような酸味、キャラメルやブラウンシュガーのような甘味も感じられる。

稲村ケ崎 11 アウトドアコーヒー 8

稲村ケ崎 12

おもむろに立ち上がり波打ち際へ向かって歩いていく。

稲村ケ崎 13 アウトドアコーヒー 9

稲村ケ崎 14 アウトドアコーヒー 10

稲村ケ崎 15

波打ち際に消えていく波と砂の音。陸と海の狭間に起こる変化をずっと見ていたくなる。

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Tomomichi Morifuji

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