我が家のコーヒーグラインダー(コーヒーミル)を紹介します。アメリカの”Curtis”カーチス(カーティス)社のコーヒーグラインダーでモデルはGSG。SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)のカッピング時に使用されるコーヒーミルです。独特の臼刃により、粗挽きからエスプレッソの極細まで挽けます。またメッシュサイズも揃いやすくマイクロパウダー(微粉)が少ないのが特徴。
元はアメリカの電化製品の120V仕様なのですが、この機種は日本の100Vに合わせて仕様変更しています。高さ65cm 奥行き37.5cm 幅18.2cmとコーヒーグラインダーとしてはかなり大型。ゆえにその存在感と押しの強さも魅力の一つ。パワフルな5馬力モーターを内臓していて、どんな豆を入れても回転が不安定になることはありません。ダイヤルのサイズもアメリカン。ハーレダビットソンを思わせるワイルドなフィーリングは日本や欧州のものとは明らかに違います。
天面のホッパー部分。1.2kgの容量があります。グラインダー刃の清掃をかねて分解してみます。挽き目ダイアルの両脇のネジをコインドライバーで外します。
グラインダー刃が出てきます。2枚の刃が向かい合わせになった状態で入っています。カスが溜まっていますね・・刷毛が届かない細かい所は竹クシで掃除します。カーチス・コーヒーグラインダーGSGはグラインド式(臼式)のクシ刃です。クシ刃の特徴としては、コクが出やすくなること。マイクロパウダー(微粉)も少ないこと。
表側のグラインダー刃も掃除してあげます。手に持つとずっしりとした重さがあります。表側のグラインダー刃の裏面ですが、キャップがついています。
キャップ取り外すとこんな感じ。実はこのキャップには重要な役割があって、キャップの上からダイヤルを圧着させることで2枚の刃を向かい合わせに押し当てるのです。2枚の刃の隙間の大きさがメッシュのサイズになります。キャップには圧力と摩擦が加わります。メーカーの取り扱い説明書には何も書いてなかったのですが、私はキャップの摩擦が加わる部分をグリスアップしています。グリスアップしないで放っておけば、いずれ磨耗して問題を起こしかねません。
ダイヤル裏面の圧着部分もグリスアップしています。小さな気遣いかも知れませんが、長い目でみれば耐久性の差となって現れるかもしれません。
下部のトレイに飛び散った粉が落ちるようになっています。ここも清掃。
数日に一度はこのように一連の分解清掃を行っています。日常のメンテナンスでは微粉が溜まりやすい排出口から竹クシを突っ込みこまめに掃除すると、挽いた粉への不純物の混入を防げます。
最後に清掃道具。お疲れ様でした。