カリタ ナイスカットミル レビュー ② 使い方編

カリタ ナイスカットミル 09 外観

前回の記事『カリタ ナイスカットミル レビュー ① 概要編』では、基本性能や梱包状態から組み立て、使用準備までのレビューを書きました。今回の記事は、ナイスカットミルの使い方となります。

カリタ-ナイスカットミル-09-計量

使う前の準備として電源コードを差しておきます。そして豆を計量します。今回は一杯分15gで豆は MORIFUJI COFFEE のコロンビア ティピカ ミディアムロースト。この豆は比較的大きいです。そしてミディアムローストなど浅煎りの豆は深煎りに比べて硬いです。大きく硬い豆をストレス無く挽けるかも試します。

カリタ ナイスカットミル 10 ホッパー

カリタ ナイスカットミル 11 豆投入

カリタ ナイスカットミル 12 ホッパー

ホッパーのフタを空け、豆を投入。そしてフタを閉じます。

カリタ ナイスカットミル 13 挽目ダイアル

挽目ダイアルを回し好みの粒度にセットします。今回は中挽きの3.5に合わせました。ダイヤルを回すとカチカチと0.5番目づつ回ります。ダイヤルを回すフィーリングもこの価格のクラスとしては上出来だと思います。

カリタ ナイスカットミル 14 スイッチ

背面のスイッチを上に上げて電源オン。即座にモーターが回り豆を挽き始めます。『フジローヤル みるっこ DX』などの機種では、ホッパー下部にダンパーがあり、電源スイッチを入れモーターの回転が安定してからダンパーを開き豆を流し込むのですが、ナイスカットミルはダンパーが無く、業務用コーヒーミルと同じようにモーターの停止状態からいきなり豆を挽き始めます。

ちょっとこれにはびっくり!業務用ミルは大型でトルクの強いモーターを備えていて停止状態からいきなり豆を挽けるのはわかるのですが、こんなにコンパクトなモーターでいきなり挽けるとは驚きです。おそらくモーターのトルクが少ない分、内部のギヤーで減速して必要なトルクを作っているのだと思われます。それ故に刃の回転速度が遅く『フジローヤル みるっこ DX』と比較すると体感的に2倍程度挽く速度が遅いように感じます。

ただ、挽きが遅いといっても家庭用では主に10g~30g程度の豆を挽くことが多いと思われるので、せいぜい数十秒程度の挽き時間は実用上遅いという風には感じないと思います。また挽く時の音はそれなりの大きさはありますが、業務用コーヒーミルに比べれば幾分静かです。電動コーヒーミルはある程度音がするのは仕方ないです。

カリタ ナイスカットミル 15 グラインド

粉受けに挽かれた粉が落ちてきます。ここで大事なのは、豆を挽く音が治まっても直ぐに電源スイッチをOFFにせず暫くしてからOFFにすることです。ガリガリと挽く音が治まっても中に僅かに残った豆をまだ挽いていたり排出していたりするので暫く回して完全に粉を排出させます。

カリタ ナイスカットミル 16 中挽き

中挽きのメッシュはこのような感じです。なかなか良いのではないでしょうか。硬くて大きなコロンビア ティピカ ミディアムローストの豆も難なく挽けました。

次回は『カリタ ナイスカットミル レビュー ③ 掃除編』です。

カリタ ナイスカットミルをamazonで価格比較
フジローヤル みるっこDX R-220をamazonで価格比較

カリタ ナイスカットミル レビュー ① 概要編
カリタ ナイスカットミル レビュー ② 使い方編
カリタ ナイスカットミル レビュー ③ 掃除編
カリタ ナイスカットミル レビュー ④ 挽目編

フジローヤルコーヒーミル みるっこDX R-220 レビュー ① 特徴と使い方
フジローヤルコーヒーミル みるっこDX R-220 レビュー ② メッシュと微粉
フジローヤルコーヒーミル みるっこDX R-220 レビュー ③ 分解清掃

カリタ イージーカットミル EG-45 レビュー
ハンドコーヒーミルと電動コーヒーミルの比較

  • 珈琲
  • 具
  • 研究
Tomomichi Morifuji

関連記事