ワールド ブリューワーズ カップ 2014年 Final Top 3 まとめ動画

2014年6月12日イタリアのリミニにてWorld Brewers Cup ワールド ブリューワーズ カップ 2014 Final(決勝戦)が行われた。決勝戦はRound 1(予選)を見事勝ち抜いた6人で争われチャンピオンはギリシャ代表のStefanos Domatiotis氏に決定。おめでとうございます。

Brewers Cup ブリューワーズ カップとは、ペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレス、エアロプレスなど機械的動力を伴わない手動の器具を、競技者が自身で選択し抽出技術を競う競技会のこと。

ワールド ブリューワーズ カップ 2014 Final(決勝戦)順位
2014 World Brewers Cup Champion : Stefanos Domatiotis, GREECE
2nd : Rubens Gardelli, ITALY
3rd : Asli Yaman, TURKEY
4th : Odd-Steinar Tøllefsen, NORWAY
5th : Ju-Ying (LuLu) Wei, TAIWAN
6th : Petra Strelecka, CZECH REPUBLIC

2014 World Brewers Cup Champion : Stefanos Domatiotis, GREECE

使用器具
ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー02 セラミックW 1-4杯用
ドリップサーバー:ハリオ V60レンジサーバー600 クリア
ドリップスケール:ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B
ドリップケトル:bonavita 電気ケトル

1湯目 蒸らし30秒後から2湯目 3湯目は1分10秒、以降複数度に分けて投湯するスタイル。使用器具を含めて非常にオーソドックス。投湯開始から約4分30秒後にドリッパーを外した。湯の投入温度は分からないが、4分30秒という時間は審査員への提供温度を適正に下げる目的もあるのだろう。電気ケトルは両手持ちで2台使用。

2nd : Rubens Gardelli, ITALY

使用器具
ドリッパー:不明
ペーパー:Kalita ウェーブシリーズ ウェーブフィルター
ドリップサーバー:ワイングラス
ドリップスケール:ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B
ドリップケトル:bonavita 電気ケトル

ドリップサーバーにワイングラスを使用、ウェーブフィルターでコーヒーを落とすというスタイル。 電気ケトルは台ごと持ちコードが繋がった状態でドリップ。ドリップ中でも設定温度が保たれる。独創的なスタイルで見事2位を獲得。

3rd : Asli Yaman, TURKEY

使用器具
ドリッパー:不明
ドリップサーバー:ハリオ V60レンジサーバー600 クリア
ドリップスケール:ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B
ドリップケトル:bonavita 電気ケトル

1湯目 蒸らし45秒 2湯目以降 2分40秒まで複数回に分け投湯 4分50秒でドリッパー外す。


上位3選手ともペーパーをリンス(湯通し)していない。またサーバーやドリッパーにも湯通していない。ペーパーや器具へ湯通しした方が良いという話もあるが、本大会に限っては迷信なのかもしれない。

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Tomomichi Morifuji

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